「パニック症かも?」と思う人に伝えたい知識 医師による対処法と体験談を紹介

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パニック障害への理解と周知が大切です(撮影:今井康一)
最近、注目が集まっているパニック症(障害)について、東京慈恵会医科大学附属第三病院精神神経科の中村敬医師に解説していただいた。

激しい発作と恐怖を伴うパニック障害

パニック症(パニック障害)とは、パニック発作がくり返し出現する疾患です。個人の素因、性格、過労やストレスなどの環境要因が相まって発症するものです。

パニック発作とは、突然、動悸、頻脈、めまい、胸痛、吐き気、息苦しさなどの自律神経症状が生じ、「このまま死んでしまうのではないか」といった恐怖を伴います。

当記事は不登校新聞の提供記事です

発作は数分以内にピークに達し、その後は時間の経過とともに徐々におさまっていくことが特徴であり、この発作でコントロールを失ったり死んでしまうことはありません。

けれども症状が強烈なため、「また発作が起きるのではないか」という「予期不安」によって、乗り物に乗ることや、ひとりで外出することが困難になる人も少なくありません。

パニック症には抗不安薬やSSRIというタイプの抗うつ薬が有効ですが、それだけでは十分ではありません。

まず、(Y.Y)さん(下記参照)のように「パニック発作で死ぬことはない」「発作は時間がたてば自然におさまる」という事実を理解し実感することが大切です。

そして不安のまま必要な行動に踏み込み、損なわれていた生活を立て直すことが回復の鍵になります。

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