インテリジェンスから見た、がん秘密兵器説 甘利大臣はTPP交渉中、なぜ舞台を去ったのか(下) 

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さて、話を元に戻す。――もっともチャーチ上院議員の政治家としての華はここまでであった。1980年代になると不運が続き、ついにはすい臓がんに罹患。1984年、59歳の若さで旅立って行った。そう、ここでもまたすい臓「がん」なのである。

都合が悪くなると国内外問わず、要人を殺害する

こうしたことを主張して、インターネット上で糾弾している米中央情報局の元女性職員がいる。Youtube上で公開されているそのメッセージで同人が証言している内容を簡単にまとめるとこうなる:

●当初、資料収集等の任にあたっていたが、ある時、上司より「使用後に分からないような、心臓発作を起こす毒を探すように」との指示を受け、これを探し出した。それを用いて開発された兵器(注:「毒殺銃」)から発射されるのは小さなダーツのようなものであり、ターゲットとなった人物は打たれたことに気付かないほどのものである

●その後、この兵器の威力を試すため、アジアのどこかの地域で婦女子を含む一般市民に対してそれが用いられたとの報告を読み、愕然とした。「罪もない婦女子まで殺害することには反対する」と強く抗議したが、上司はこれを結局、うやむやにしてしまった

この証言をベースにするならば「アジア」において「一般市民」に対してもこの毒殺銃は公然と使われたことがあるというわけなのである。このことはアジアに位置する我が国にとっても重大な指摘であることは言うまでもない。

さて、「チャーチ委員会」がCIAによる外国指導者たちの暗殺計画活動をやり玉に挙げたことを受け、世論は激昂した。事態を重く見たフォード政権(当時)は大統領令第11905号をもって「米政府機関が外国指導者を暗殺してはならない」と決定したのである。しかしこれは逆に言うと、それまでは全く野放しの形でこうした暗殺が堂々と行われていたことを意味していると、とれるのである。

だが、こうした表向きの「指示」にもかかわらず、1980年代以降も公然と暗殺が行われていたと証言する者もいる。そうしたリークを報ずるサイトによれば、2001年9月11日に発生した「同時多発テロ事件」の直後にもCIA直下の「暗殺部隊」が組織され、活動を開始した。そう、このことは過去の出来事ではなく、リアルタイムで動いている可能性がある話なのである。

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