離婚で大富豪になった「ベゾス元妻」の正体

約15兆円の資産の半分を手にするのか

1月9日離婚を発表したアマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏と元妻のマッケンジー・ベゾス氏(写真:Jorg Carstensen/dpa/AFP/Getty Images)

アメリカのアマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)と連れ添った25年間、妻のマッケンジー・ベゾス(48)はアマゾンの忠実な「アンバサダー」を務めてきた。アマゾンの成長とともに、ベゾス夫妻は世界で最も裕福なカップルになった。

マッケンジーは創業時のアマゾンを語るうえで欠かせない人物だ。彼女は1994年、ベゾスを助手席に乗せてシアトルに向かった。ベゾスは車中で生まれたばかりのアマゾンの事業計画を立てていた。マッケンジーはアマゾンにとって初代の会計士であり、小さなインターネット書店だった同社を今日の巨大ネットストアへと生まれ変わらせるのにも関わった。同社はアメリカ史上、企業価値が1兆ドルを超えた2つ目の企業となった。

執筆と子育てに集中してきた

マッケンジーは小説家という顔も持つ。それでも彼女の公的なイメージはこれまでほぼすべて、アマゾンが形作っていた。それはベゾス夫妻が離婚するという1月9日の発表によって変わるかもしれない。まず最初にジェフのツイッターに投稿された「ジェフとマッケンジー」連名の声明には、「愛ある探求の時期と試験的な別居を経て、私たちは離婚することを決意した。今後は友人として人生を共にすることになる」と書かれている。

夫妻の間には4人の子どもがいる。「(子どもたちの)両親として、友人として、事業やプロジェクトのパートナーとして、また冒険を追い求める個人として、この先にはすばらしい未来が」待っているだろうと2人は書いた。

この20年ほど、アマゾンが成長するに従って、マッケンジーはアカデミー賞授賞式後の『バニティ・フェア』誌主催のパーティーやゴールデン・グローブ賞の授賞式といった世間の注目を浴びるイベントに夫と共に姿を見せるようになった。

2012年には、ニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年5月に開催されるファッションイベント「メット・ガラ」のホスト役を務めた(スポンサーはアマゾン)。だがほとんどの場合、マッケンジーは自分のプライバシーを守り、小説の執筆と子育てに集中することを好んだ(本記事のためのマッケンジーのコメントは得られなかった)。

自著の宣伝のためや、アマゾンを擁護するために人前に出ることがなかったわけではない。2013年には、ブラッド・ストーン著『ジェフ・ベゾス果てなき野望 アマゾンを創った無敵の奇才経営者』のアマゾンのレビュー欄に手厳しい書評(星は1つ)を投稿した。

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