離婚で大富豪になった「ベゾス元妻」の正体 約15兆円の資産の半分を手にするのか

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マッケンジーは1992年、プリンストン大学を卒業(その6年前には未来の夫ジェフも同じ大学を卒業している)。そして就職した先が夫と出会った会社だった。2人は1993年に結婚し、アマゾン創業の1994年にシアトルに移り住んだ。

すぐにマッケンジーの存在は夫の会社抜きでは語れなくなった。その一方で、夫がひっくり返そうとしていた出版業界で彼女は名を上げたいと願っていた。

徐々に社業から身を引いていった

ベゾス夫妻は当初、イーストシアトルの郊外の借家に暮らしていた。『ジェフ・ベゾス果てなき野望』によれば、マッケンジーはアマゾンの立ち上げ当初、会社の業務に深く関わっていた。会計士として働く傍ら、社名を検討するブレーンストーミングを手伝ったり、発送作業を行ったりしたという。

「創業期には彼女は明らかに社内で強い発言権を持っていた」と、ストーンはこの記事のための取材に応じて語った。

1999年、夫妻はワシントン州メディナの約1000万ドルの豪邸に引っ越した。マッケンジーが第1子を妊娠したのもこの年だ。急速に富を築き上げるうちに、ベゾス一家は普通の暮らしを保つために苦労することになった。

マッケンジーはしばしば、ホンダ車を運転して4人の子どもを学校に、そしてジェフをオフィスに送っていくことがあったとストーンは書いている。

会社が発展するにつれ、マッケンジーは社業から身を引いて家族と文学的野心のほうに力を入れるようになった。

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