太らない人ほどストレスに負けていない理由

「運動」と「7時間以上の睡眠」がやはり重要だ

ストレスと肥満に関連はあるのでしょうか(写真:Ushico/PIXTA)
「ストレス太り」という言葉をよく聞きますが、本当にあるのでしょうか。「ストレスが溜まって、ドカ食いしてしまう」など、ストレスと肥満は関係ありそうに思えますが、ストレスはそもそも見えません。ダイエットに関するアンケート調査でも、太った原因としてよく挙げられるのは「食べすぎ」「運動不足」「間食」です。
しかし、「最新科学の調査でストレス太りは実在することが判明していて、ストレスを感じると細胞レベルで太りやすくなる」と唱えるのは、『トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ』の著者、ジェイソン・ファン氏。世界的減量医が、侮れない「ストレス太り」について解説します。

「ストレス」と肥満の関係

ストレスを感じると、ストレスホルモン「コルチゾール」が分泌されます。コルチゾールは「闘争・逃走反応」と呼ばれる、恐怖を感じたときの原始的で身体的な生体反応を呼び起こすホルモンです。身体活動を活発にするため、体内に蓄えられていた糖をエネルギーとして利用する働きがあります。溜まっていた糖を血液に乗せて、全身の筋肉へと運ぶイメージです。

しかし、現代人である私たちに降りかかるのは、家庭や職場での問題や睡眠不足などの「慢性的なストレス」です。コルチゾールは大量に分泌されますが、糖が必要なほど身体活動を行うことはありません。すると、コルチゾールの分泌によって血液中の糖が増え、それによって肥満ホルモン「インスリン」の分泌が促されてしまうのです。

「インスリン=糖尿病」と結びつけられやすいのですが、インスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれていて、血液中の糖(血糖)が多いとそれを細胞内に押し込んで血糖値を下げる働きのほか、体内に脂肪を溜め込む作用があります。

つまり、ストレスを長期的に感じると、「コルチゾール」が多量に分泌され血糖値が上昇するのに、血糖はエネルギーとして消費されず、肥満ホルモン「インスリン」の分泌を招いてしまう。そして、インスリンの働きによって、糖と脂肪が体内に蓄えられてしまうというわけです。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。