東洋経済オンラインでは、東洋経済データベースを使い、2018年8月期までを対象にした最新の地域別平均年収ランキングを作成した。
全国トップ500社、全国ワースト500社、東京除く関東336社、中部・北陸地方435社、近畿2府4県598社、東京都トップ500社のランキングに引き続き、今回は東京都に本社を置く上場企業1788社からワースト500社を紹介する。
300万円未満は2社、400万円未満は72社
ワースト1位はエヌリンクスで270万円。NHK放送受信料の契約業務代行を主軸としている会社で、2018年4月に上場したばかりだ。
社員の平均年齢が28.3歳と若く、売上高も順調に伸びており、成長真っただ中の会社といったところだろう。会社の発展とともに、社員への還元も期待したい。
2位は家具・雑貨のインテリアショップ「unico」などを展開しているミサワで、297万円。
昨年度の平均年収から23万円のマイナスだが、業績赤字も解消の見込みとのことなので、次期に期待したい。
3位はサマンサタバサジャパンリミテッドで306万円。4位はバロックジャパンリミテッドで312万円と若い女性向けファッションブランドの会社が続けてランクインした。
ランキングには1年前と比較した差額を併載している。年収には年齢が大きく影響するので、平均年齢もランキングに加えた。
また、持株会社体制の会社は、一般的に管理部門の従業員のみが所属することが多く、事業会社を含む会社に比べて年収が高くなりがちなので、持株会社制を導入している会社には目印として「純」をつけている。
各企業の平均年収と年齢は、2017年9月期から2018年8月期の有価証券報告書に記載されている単体の値を用いている。単体の従業員数が20人に満たない場合や、平均年収が開示されていない会社は対象外にしている。調査時点を合わせるため、本社所在地は、『会社四季報』2018年4集調査時点のものとした。
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