1体35万円の「家庭用ロボット」は売れるのか

深層学習の最先端機能搭載、来秋から出荷へ

「IoTの見守り機能が普及しないのは信頼関係の構築ができていないからかもしれない」(林代表)という仮説から、ラボットをインターネットにつながなくても見守りができるようにしたという。「ネットにつながっていると情報が流出するのではないか」というユーザーの不信感を払拭するためのようだ。

ペッパーとの違いは?

トヨタ自動車出身のエンジニアで、ソフトバンクロボティクスのペッパー開発にも携わった林代表は、ペッパーとの違いを聞かれて、「これまでのロボットとは大きく違う」と強調する。

ラボットの発表会見に参加したグルーブエックスの林要代表(記者撮影)

「ラボットは話もしないし、店頭で仕事もしない。エンターテインメントコンテンツもいっさい入っていない。人の代わりに仕事もしないが、これからのロボットはエモーショナル(感情的)な部分が大事になってくる」(林代表)。

ラボットはその感情的な部分に強いロボットだという。親しくしている人から名前(ユーザーが最初に設定する)を呼ばれるとすぐ寄ってくるが、初めて会った人に名前を呼ばれても人見知りするかのようにすぐには寄ってこなかったりする。

小さな子どものいる家庭にラボットがいるようになれば、林代表は「ロボットエンジニアが増えるきっかけになるのでは」と目を輝かせるが、価格は従来の常識を打ち破るものだ。

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