iPhone Xファミリーが遂げた超絶進化の全貌

フィル・シラー氏が明かすカメラ機能の秘密

「私たちは一流の写真家の意見を取り入れ、過去に撮影された多くの作品から学んで世界最高の(カメラ用デジタル)フィルターを開発した」。自らも写真撮影が大好きだというシラー氏は「しかし、重要なことは撮影された写真を“きれいだ”と感じてくれること。被写体の細かなディテール、質感、奥行き感、ホワイトバランスなど、いろいろな部分で違いが出せるよう、数多くの工夫がiPhoneのカメラには盛り込まれている。カメラ以外にも、iPhone全体に極めて多くの改良、仕掛けが組み込まれ、使用者がそれとは気付かないうちに機能している」と続ける。

この考え方は、パーソナルコンピュータ“Macintosh”の時代にまで遡る頃からのアップルのDNAだとシラー氏。

テクノロジーとアートとリベラルアーツの交差点

たとえば、macOSのフォントレンダリング(文字描写)やレイアウトは、つねに印刷物に匹敵する品位となるよう細かな調整が行われてきた。画面上の色と印刷物、あるいはデジタル写真が持つ本来のカラー特性とディスプレーとの間での一致感を高める“カラーマネジメント”も同じだ。

筆者の最新刊『蒲田 初音鮨物語』は、1月25日発売予定です(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

いずれもプロフェッショナルにとっては重要な要素だが、一般ユーザーにもユーザーインターフェースを通じてそれらの技術を提供することで、その品位の高さ“感じてもらえる”と信じているのだという。

「スティーブはよく、私たちは“テクノロジーとアートとリベラルアーツの交差点”に立っているのだと話していた。だからこそ、感性に訴える部分に力を入れるが、一方でそれは説明すべきものではなく、感じてもらうべきものだとも考えてきた。アップル製品にはまだまだ知られざる仕掛けがたくさんある。製品を通じて、それらを感じてくれるとうれしいね」(シラー氏)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 最新の週刊東洋経済
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中高一貫校<br>子どもが幸せになる学校選び

中高一貫校人気が戻ってきたが、学校の選び方は変わりつつある。偏差値だけでない子ども本位の物差しだ。自主性重視か規律重視かなど4要素による「校風マトリックス」やランキングなど、独自の分析で子どもに合った学校が見えてくる。