「会社で動画観る部下」の批判は絶対NGなワケ 若者世代のメディアは超進化している
ハードの急速な変化は驚異的
今では70代ぐらいの団塊の世代の方々でも、スマートフォンを使いこなす人は少なくありませんが、日本でiPhoneが発売されたのは2008年7月と、なんとたった10年前。それまでは日本人のほとんどはいわゆる「ガラケー」と呼ばれる日本独自規格の携帯を持っていたものです。
昔のドラマなどで折りたたみ式の携帯が出てきて、ものすごい時代感を持ったりしますが、実はそんなに遠い昔ではありません。それだけ急速にハードは進化、普及したわけです。
そしてもちろんソフトウェア、特にメディアもそれに応じて変化してきました。SNSの代表格であるFacebookが日本語対応したのもiPhoneと同じく2008年です。それからあれよあれよと普及して、現在では日本人のアクティブユーザー数は2800万人で、4人に1人が使っていることになります。
LINEなどは、もっとすごくてアクティブユーザー数が7600万人以上とのことで、我々オッサン世代でも名刺交換代わりにLINEを交換する姿を見かけるようになりました。どれもこれも10年以内での実績と考えると驚嘆せざるをえません。
と、ここまでならオッサン世代も「そうそう知ってる」と安心感を持って読んでいただいていると思うのですが、例えば動画SNSのTikTokやSHOWROOM、MixChannel、TwitCastingなどはどうでしょうか。一部のメディアリテラシーの高い方を除けば、あまり知らないかもしれません(私ももちろんそんなに知りません。アプリを落としてちらっと見たぐらいで使ってもいません……)。
しかし、これらのアプリは若い世代にかなり浸透してきており、日常的に見ている人も多いようです。ほかにも、いくらでもオッサン世代の知らないところで大盛り上がりを見せているメディアはたくさんあります。