――ウェスティンは、シェラトンやセントレジスと同じ、スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイド社の運営です。グループ内でのウェスティンのブランドや、特に東京の位置づけを教えてください。
競合との差別化を図ることを考えています。ブランドコンセプトは「旅先のウェルネス」。ご到着した日よりも、さらにいい気分でご出発いただきたいという意味です。
ウェルネスには5つの柱があります。快適な眠り、健康的な食生活、快適なエクササイズ、五感を癒やす快適なビジネス環境、リラックス、この5つの柱によって支えられています。
たとえば、快適な眠りに関しては、ウェスティンが開発した革新的な「ヘブンリーベッド」というものがあります。私たちのプロダクト、サービスはすべてお客様のためのものです。ちなみに、ウェルネス産業はアメリカでは10億ドルのビジネスと言われています。
東京は非常に競争が激しい場所です。しかし20年前は、インターナショナルブランドのホテルは一握りしかありませんでした。ここ最近、新規ホテルの参入が増加してきたのは、お客様にとって、とてもいいことだと思っています。今では、最高のプロダクトとサービスを提供するインターナショナルブランドのホテルが15軒、20軒とあります。
日本のお客様はたいへん洗練されていて、品質の高いものを求めています。私は、ホテルのプロダクト、サービスを最上の状態で提供すること、つねに一貫したサービスを提供することを心掛けています。それをしないと、やはり競合に負けてしまうからです。
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