「地方女子は進学しなくていい」風潮は本当か データで読み解く「男女の大学進学率」の差

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そこで以下の4つのマトリックスを使って、地方の女子の大学進学事情を考えてみましょう。

まず最初に、冒頭で示した記事でも取り上げている四年制大学進学率を男女で比較してみます。上記マトリックスの、A(四年生大学に通う男子学生)と、B(四年生大学に通う女子学生)の比較です。

■四年制大学進学率:男子

■四年制大学進学率:女子

このデータでは、男子・女子ともに三大都市圏を中心に進学率が高く、周辺に行くほど進学率が低くなっています。全国平均では、男子51.1%、女子47.8%と、男子の進学率が高いことがわかります。さらに、各都道府県ごとに男子の進学率から女子の進学率を引いた差を並べると以下のようになり、地方で女子の進学率が低いことが明らかです。

次ページそもそも地方には大学が少ない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事