婚活アプリで「既婚者」に出会った女性の顛末

気軽な出会いほど「遊び」目的の人がいる

いまや出会いの手段として定着している婚活アプリ。しかしそこには大きな落とし穴が…(写真:urbazon / iStock)
 手軽に異性に出会える“婚活アプリ”が人気だ。男性は月額数千円、女性は無料で登録できるアプリもあり、料金の高い結婚情報センターや相談所に比べて、より手軽に利用することができる。
仲人として婚活現場にかかわる筆者が、毎回婚活者にスポットを当てて苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、ある女性の成婚物語を綴りながら、結婚相手に出会う方法について考えたい。

昨年の12月、暮れも押し迫った頃、会員の吉岡里美(35歳、仮名)から、連絡が入った。

「婚活アプリで出会った3つ上の男性と、結婚を前提のお付き合いをすることになったので、しばらく相談所での活動は休会したいです」

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近年、結婚相談所の活動と併用して、婚活アプリでの活動をしている人たちが増えている。私の会員の中にも、相談所でのお見合いとは別にアプリを使って異性に出会っている人たちがいる。里美も、そんな1人だ。

結婚相手に出会えるなら、結婚相談所だろうが、婚活アプリだろうが、婚活パーティだろうが、友達の紹介だろうが、婚活方法は何でもいい。

「遊び目的」の人たちが紛れ込んでいる

しかし、ここで注意しなくてはならないのは、気軽な出会いほど遊び目的の人たちが紛れ込んでいることだ。

結婚相談所は、登録するのに独身証明、収入証明、学歴証明、住所証明などの公的書類の提出が必須だ。ところが、婚活アプリは、これらの書類の提出は任意で、提出をしないで登録している人たちが多い。

また、イベント業者が主催する婚活パーティは、免許証や保険証の身分証明書を入り口で提示することがあるのだが、これらの身分証明書には “既婚”か“独身”かが明記されていない。つまり、既婚者も独身を装って参加できる。

こうした経緯から、アプリや婚活パーティには、独身者を装った既婚者が紛れ込んでいることがある。また、“婚活”と銘打っておきながら、結婚する気はサラサラなく、遊び目的のヤリモクが参加しているのが現状だ。

数日後、休会届けを書きに来た里美に聞いた。

「結婚を前提にお付き合いをすることになったアプリの男性は、独身証明書の提出ボタンに、チェックが入っていたの?」

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