マーケティング思考、4つの間違い テクノロジー、広告、クラウドを盲信することなかれ

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間違い#3  広告で相手の気を一気に引く

エイサーでネットブック、タブレットのマーケティングをしていた頃、可及的速やかに日本でブランドを作りたくて、TVCMを何本か実行しました。学んだことは、いくら多くの人が瞬時に情報を共有しても、人の心に届くわけではないということでした。共鳴しないと、結局、何も起こりません。一時的な勢いで終わります。

今、目立つ行為で相手の気を一気に引く短期決戦から、関係を持続させる持久戦へと変化しています。英語の表現だと “Grab attention to hold attention” です。TVCMのような従来の媒体だけでは事足りず、関係を持続させるソーシャルメディアのような役割が重要になってきました。

約3割の個人が、日頃の嫌な体験をソーシャルメディアへ流してます。この不満を解消させたり、関係を持続させるために、マーケティングは今日もフェイスブックなどをのぞくのです。また、アマゾンの世界では、個々のIDが識別され、それによってサイト構成を変え、購買履歴に基づくおすすめ商品をeメールで流し、個々と関係維持をしています。

ブランド作りは、相手の気を一気に引く短期決戦で人は共鳴してくれません。関係を持続させる持久戦のマーケティング思考を受け入れましょう。

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