マーケティング思考、4つの間違い テクノロジー、広告、クラウドを盲信することなかれ
世界トップ10の戦略的テクノロジーに “クラウド” という言葉が3つも出てきます。(参照元:調査会社ガートナー)そのほかにも、やたらめったら“クラウド”という言葉の乱用を耳にしますが、そもそも何がそんなに革新的なのでしょうか?
写真を保存するときの会話で比較するとわかりやすいです。ちょっと前までは「Flickrのサイトに写真を保存したから」という会話でした。今は、「写真をクラウドに置いたから」です。さて、この違いは何でしょうか?
クラウドのほうが、なんとなく今風だから。
クラウドという言葉の示す多くは、革新的な技術ではなく、50年も前から存在する概念です。最初は、集中管理されたコンピュータとネットワークでつながれた表示用の端末で構成された、American AirlineのSABRE Systemから始まったと聞いています。これを聞くかぎり、クラウドは別に新しい技術ではなさそうです。
「女性ファッション業界よりも流行語を作る業界だ」と業界人であるオラクルのLarry Ellisonも認めるほど、テクノロジー業界は革新的ではなくても、新しい言葉を売り込む文化があるので困ったものです。
マーケティング思考として、クラウドは革新的技術ではないので、あたかも新しい技術として乱用すると混乱する人がいます。利用者目線でわかりやすく語りましょう。
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