ゴーゴーカレーが奄美大島に店を構える理由 創業者が語った「地方への思い」と「ココイチ」
――今後の成長の青写真をどう描いていますか?
カレーという大枠の中で、事業を多角化していく。2020年までにホットハウスを含め5ブランドのM&Aをしたい。また、東京五輪もあるので、それまでにちゃんと組織も作る。現在、ヨーロッパへの出店も視野に入れている。日本で味わったゴーゴーカレーをいつか現地でも味わっていただきたい。並行して、レトルトの物販やネット販売も拡大する。
われわれが目指すのは、カレーの専門商社、カレーのプラットフォーマーとして世界一になること。5年後、10年後にはスパイスの会社も買収したい。
「パリで勝負したい」
――ヨーロッパにも進出するということですが、具体的なイメージはありますか。
壱番屋さんがロンドンに出すというのもあって、まずはパリを考えている(笑)。今年7月にパリで開かれた「Japan Expo 2018」に出展したら大好評だった。日本好きのイベントだからというのもあるが、「日本に行って必ず食べるよ」とか「おいしい」と言ってくれた。パリの人たちは日本のカルチャーが好きだ。
日本のカルチャーといえばラーメン、カレー。一風堂さんはすでにあるけど、カレーはない。具体的な出店時期はまだ決まっていないが、パリで勝負したいと思っている。
現在、ドイツやスペインからも声がかかっている。今、カレーを作るOEM工場(生産を業務委託する他社工場)を探しているところだ。生産体制さえ整えば、EUならどの国でも出せる。
――将来、上場の予定はありますか?
視野に入れている。一風堂さんもそうだったように、やはり世界に行くためにはヨーロッパで信頼を得ないといけない。デベロッパーや賃貸業者と契約するにしても信頼が重要だし、あとは資金調達も必要だ。従業員に対してもストックオプションや持ち株会で還元できる仕組みにしたい。いつか『会社四季報』に載りたいです(笑)。
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