恋愛と結婚にまつわる世代間ギャップ オヤジ世代と若者世代の違い

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できちゃった婚は二倍に増加

次は、恋愛のステップに関する地殻変動のニュースです。

恋愛のステップとは、私たちオジサン世代にとっては「A・B・C」でおなじみのアレです。A・B・Cと聞けば甘酸っぱい青春時代を思い出すのではないでしょうか。「タカシが、由美と“B ” までいったってよ」「えーーー、まじで! ショックでけえ」なんて、昼休みや放課後にはしゃいだ記憶はありませんか? 

Aはキス、Bはペッティング(これってすでに「死語」?)、Cはセックスのこと。なので、映画館で手をつなぎ→海をみながらA→彼氏の家でBまで→Cはクリスマスまでとっておく、などなど。由緒正しき私たちオジサン世代は、こうしたお手前を踏んで、心臓をバクバクさせながら恋を成就させていったわけです。

しかし、イマドキの若い男子と女子たちは、このステップが、“H・I・J・K”なのだそうです。Hとは、文字どおりエッチのこと。 Iとは、精神的に愛し合うこと。Jはジュニア=子供ができること。そしてKは結婚。つまり、Hをしてから心を通わせ、子供ができてから結婚する。私たちの世代からみると順番がグチャグチャなのです。

テレビで流れる芸能人の結婚ニュース、最後によく流れるアナウンス「なお、妊娠はしていないとのこと」が定番化しているのは、こうした背景があるからなのです。

実際のところ政府の調査によると、1980年から2000年の20年間に、「できちゃった婚」の割合は2倍に増加(12.6%から26.3%に)。20代前半のカップルの第1子の約6割が「できちゃった婚」で生まれたそうです(出典:平成17年国民生活白書)。

大規模な変動が、私たちの生活に影響を与えているのは気候だけではないようです。しかし、“A・B・C”だの“H・I・J・K”だの、昭和ヒトケタ生まれのうちの両親が聞いたら卒倒する話だろうなー。

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