自己紹介が記憶に残らない人と残る人の大差 石川善樹が考える「自己紹介」の奥義

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アカデミーヒルズ×HILLS LIFE DAILY共同企画「石川善樹が考える『自己紹介のイノベーション』」は、9月14日、アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)にて開催された。80名分の席は、あっという間に埋まった(写真:HILLS LIFE)

石川:自己紹介というものは、場面や目的によってさまざまな意味合いが求められるのだと思います。実は、その都度考えなければいけないので大変なコミュニケーション術なんです。

“最強の自己紹介術”をお披露目します

それもあって、『自己紹介とはいったい何なのか』『なるべく一般化した“最強の自己紹介術”とはいかなるものか』といったことを、ここ1年ほど考え続け、僕なりに結論がまとまりました。それをお披露目しようというのが、今回のイベントの趣旨となります。

石川善樹(いしかわ よしき)/1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など。近著に『仕事はうかつに始めるな』(プレジデント)『ノーリバウンド・ダイエット』(法研社)など(写真:HILLS LIFE)

僕だけでは説得力に欠けるので、2人のゲスト講師をお招きしました。ひとりは、自己紹介に関する書籍を読み漁り、自己紹介のワークショップも開催している、&Co代表取締役/プロデューサーの横石崇さん。横石さんには、自己紹介のベーシックをご紹介いただきます。

もうひとりは、広告代理店にお勤めの福井康介さん。彼と僕は昨年、創刊35周年を迎えた講談社のマンガ雑誌『モーニング』の研究をおこなったのですが、そこから導き出された『普通のキャラクターが非凡な物語を生み出していく法則』を元にした“自己紹介のツボ”を、披露していただきます。

最後に僕は、『まんが日本昔ばなし』を題材として、平凡な人が平凡な物語を送っているんだけど、なんかすごいという点についてお話したいと思います。

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