お金持ちになる「30代実行計画」の作り方 結局、行動しなければお金は絶対に増えない

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とにかく、貴重な土日のお休みを使ってでも、有給をとってでも、お金との付き合い方を変えるために空けるのです。費やす価値のある1日です。
この1日で「お金のたまるしくみ」を全部作ってしまいましょう。

「お金のたまる仕組みづくり」の準備はどうするか?

「お金とのつきあい方を変えるDAY」の過ごし方、「お金のたまるしくみ作り」の手順についてお伝えします。まず、準備編です。

まず、料理でもなんでも仕込みが大切ですが、たとえば「お金のことを考える日」を1カ月後に設定したら、その日までに、「お金の置き場所」であるiDeCo(個人型確定拠出年金)と、つみたてNISAに申し込み、専用口座の開設をしておきましょう。

iDeCoやつみたてNISAを併用するのは、家計を考えるうえで合理的です。iDeCoは原則60歳までお金を引き出すことができませんが、つみたてNISAは途中で引き出すことも可能です。とは言っても基本は長期投資ですから、いくつか注意も必要です。これについては、のちほど手順の中で詳しくお伝えします。

話を専用口座に戻すと、専用口座は銀行でも証券会社でも開設できますが、選ぶときは商品のラインナップを確認して、国内外の株式や債券といった基本的商品が低コストでそろっているところにしましょう。また、iDeCoは、運用管理手数料が安いところを探しましょう。ネット証券であれば、余計な金融商品を勧められることもなく、商品ラインナップが多いのでおススメです。ネット証券大手のサイトを見比べて、使いやすそうなところを選ぶとよいでしょう。さらに、つみたてNISAで運用する資金は、普通預金口座から開設した証券口座に移す必要があります。

ネット銀行などを使ってお金の移動をスムーズにするのもお勧めです。
たとえば、住信SBIネット銀行のハイブリット口座とSBI証券というように、最初から連携しているものを使うなどです。合わせて手続きをしておくとよいでしょう。

iDeCoの掛け金は、普通預金口座から自動引き落としができます。

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