不登校の子をめぐり母と校長が対立したワケ 「学校には毎日来るべき」と強弁する校長
「週3日だけ登校なんて、そんなことは認められない。学校には毎日来るべきだ」
「それなら転校するしかないですね」
「お母さんには毎日、登校するように声かけしてもらいたい」
「お言葉を返すようですが、そういう声かけによって、家庭がこじれてしまうことは不登校の勉強会に行けばわかると思いますが」
「それはお母さんの考えですよね」
「そうですが(苦笑)」
ヒートアップしてきたところで副校長が「それでは週3日の登校ということで」とまとめ、「はい、それは別に法律に違反していませんから」と私がダメ押しして、この日はお開きとなりました。
「個々の生徒の実態に応じた」支援のあり方
それにしても、疲れました。ぐったりです。新学習指導要領には、不登校の子どもに対して「個々の生徒の実態に応じた情報の提供そのほかの必要な支援を行う」と書かれていますが、こういう化石のような校長がいる学校で、はたして「個々の生徒の実態に応じた」支援ができるのでしょうか?
そんな疑問から、私は塾のマネージャーとしての知見を生かし、不登校の子どものためのオリジナル学習サポートを始めました。第1号の生徒は、もちろんウチの子です。
道を切り開けば自然に仲間は増えていく、そう私は信じています。
(文:渡辺マミ)
不登校の関連記事
不登校の親3人が語る わが子の不登校どう向き合ったか
息子の不登校を責められて 折れかけた心を救ってくれたもの
わが子を信じて待つ~“待つ”の意味をまちがえていませんか?
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら