「跡取りの出産が結婚条件」という理不尽重圧 結婚前に真摯に話し合うべき

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どんなに古い伝統でも、時代に合わせて少しずつ変わっていくのが世の常です。

自分の両親の成功モデルを見て育った彼は、あなたにも専業主婦を希望しておられるようですが、この考えは変わりうるものです。これは時代の流れで、時代の要請でもあります。

ここはあなたも、自分の希望を率直に伝え、彼にもあなたの価値観を理解してもらう努力が必要です。

まずあなたが結婚したとしても、義父母との同居までには、時間があります。彼の理解さえあれば、あなたの大好きな仕事の継続は当分は可能なはずです。

今どき、好きな仕事につけること自体がどれだけ幸運で努力の要したことか、そしてあなたにさらなる成長と幸福をもたらしてくれるものであるかを、彼に理解してもらうべきです。あなたが生き生きと働いている姿をみて、そのうち彼やそのご両親も、応援してくださる可能性もあります。

真摯に話し合うことが大切

彼の母上が経理を担当してこられたクリニックとはいえ、この仕事は将来は彼の妻になる人ではなく、経理の専門家にいくらでも任せられる問題です。

もしあなたが結婚したとしてあなたの時代になれば、なおさらそれは容易です。相手に変化を期待するなら、あなたもどんどん希望を伝え、時代を読んでもらう努力をするべきです。

私の近所の5つの医院は2つは娘婿が継ぎ、1つは子どもさんがいなくて閉められました。こればっかりはどうしようもないことを、彼も想定に入っていないはずはなく(しかも希望どおりいく可能性もあり)、まだまだ先の話です。

あなた一人が忖度ばかりして悩んであいまいな答えをするのではなく、確実に懸念と希望を伝えて、彼があなたの現在の不安を解消してくれる相手かどうか、真摯に話し合うことが大切だと思います。 

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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