自律神経を乱す、「考え方の悪いクセ」の正体 失敗の「拡大解釈」をしていませんか

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帰りにおいしいものを食べて帰ろうとか、次の休みに旅行に行くことを思い浮かべるなど、とにかく楽しいことを頭に思い浮かべるようにしましょう。

⑧ 「すべき」思考をやめる

「〜すべき」「〜すべきでない」「〜しなければならない」と、つい考えていませんか?

期限があるものではないのに、いつまでにやらなければならないと思い込み、結果的に自分自身を追い込んで、プレッシャーを感じた経験はありませんか?

この思考パターンの厄介なところは、自分だけでなく、他人に対しても同様に当たってしまうことにあります。

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たとえば他人を見て、もっと頑張るべきだとか、自分より早く帰るべきではないと考えてしまったことはありませんか? 

人はそれぞれ持っている常識が違います。もしかしたら相手から見ると、自分のほうが間違っているのかもしれません。

こんな状況には「上下に目線をずらす」という考え方が有効です。

まずは、「上」の目線。

たとえば自分が「すべきだ」と考えていることに対して的外れなことを言ってきたら、悪い言い方ですが、少し斜に構えて上から目線になってみましょう。小さな子どもに接するように、まともにぶつからず、よしよしかわいそうな人だと上から目線で見れば、他人を許せる余裕が生まれます。

また、逆に相手の言うことは絶対だ、どんなことでも「はい」と言おうと、「下」から目線でいるのも有効です。どちらもアプローチは違いますが、自分の「すべき」という思考パターンから無理やり離れることができます。

うまくいかなくても、次はうまくいくこともある

⑨ レッテル貼りをやめる

うまくいかなかったときや、失敗をしてしまったときに、ネガティブなレッテルを貼ってしまうことはありませんか?

うまくいかなくても、次はうまくいくこともある。努力をすれば状況は変わると考え、決めつけをできるかぎり排除していきましょう。

⑩ 何もかもを自分に関連づけない

悪いことが起こったときに、自分に責任がない場合でも、自分のせいにしてしまう思考パターンがあります。

ほかの人が仕事で失敗しているのを見て、自分が助けてあげられなかったから失敗してしまったんだというように、他人の失敗を自分のせいにしてしまうことがありますが、他人がやってしまったことに責任を感じすぎてはいけません。

他人に100%の影響を与えることはできないのですから、助けなかったから失敗をしたと決めつけてしまうのは飛躍した論理なのです。

原田 賢 「自律神経専門」整体師

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はらだ けん / Ken Harada

1976年東京生まれ。日本で最初の自律神経専門の整体「元気になる整体院」代表。大学卒業後、サラリーマンとして販売やITエンジニア職などを経験。過度な労働から自律神経失調症、うつ病になり休職を余儀なくされたことから、同院を開院した。施術の範囲は整体だけにとどまらず、体を温めたり、冷やしたりする食事などの栄養指導、メンタルのアドバイスなど、自律神経に関係するすべての事柄をフォローしている。

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