相手に伝わらないのは「言い方」に問題がある 「伝える」のは、場数を要するスキルだ

✎ 1〜 ✎ 94 ✎ 95 ✎ 96 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そういった経験が重なると、「言っても無駄」の思考につながり、言うのをあきらめるという負のスパイラルを招きます。

「意見を言わない」もしくは、「わかるように伝えない」

「わかってもらえない」

「自分が傷つく」

「言うのをあきらめる」

「相手に伝わる」伝え方のポイントとは?

最終的に、自分の意見や気持ちを言うことをあきらめてしまうと、相手に対しての不平、不満は解消されないばかりか、ため込む一方になり、やがては、相手との関係性自体にほころびを生じさせます。そうならないように、「相手に伝わる」伝え方が必要になります。

まず、伝え方のポイントは、3つ「事実を・シンプルに・穏やかに」です。

伝えるのが苦手な人ほど、事実でなく、感情論を回りくどく、修飾語をたくさん使い、どこからが本論なのかわかりづらくしている傾向があります。

電話やメールの文面が長くなりやすい人は、知らず知らずのうちに回りくどい言い方をしているかもしれません。相手に遠慮したり、配慮する気持ちが強いと起こりやすい場合もあるので、率直に物ごとを伝えることへの抵抗感をなくすことから始めましょう。また、どんなに丁寧な言い回しや敬語を使ったとしても、冷たく言い放つことはできますから、表情や口調を穏やかに伝えていただきたいと思います。

この3つを心掛けることで、相手に言いたいことが伝わりやすくなります。

そして、「伝える」のは、場数を要するスキルで、「言える場面」が多ければ多いほど、伝え方がうまくなり、反対に、少なければ上達するのは難しいといえます。よって、数多くトライすることが望まれます。

次ページまずは「言いやすいことを言いやすい人に言う」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事