意外と知らない「旅行」と「旅」の決定的違い 目的を明確にすれば徹底的に楽しめるように

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現地での予定は行く前に入念に調べ、行きたいところややりたいことをそれぞれ持ち寄り、事前に行くメンバーで打ち合わせを重ねて、みんなが納得の行くプランを旅行に行く前に立てておきます。必要であれば、レストランや現地アクティビティも予約しておきます。極力、現地で判断することを減らしておくのです。そうすることで、現地でささいなもめ事が起こる要素を徹底的に排除します。これで、満足度の高い旅行の準備が完成する。

このように旅行は準備のときから、みんなで集まってワイワイ考えるので、行く前からとにかく楽しいのです。準備が楽しくなければ、旅行じゃありません。あと、人数が多い場合は、全員が納得するプランを組むことはなかなか難しいので、現地で何組かに分かれて別行動もOKとあらかじめ決めておきましょう。そこまでできたなら、あとは現地で思いっきり楽しむだけです。

旅の場合は予定を決めすぎないほうがいい

旅に行くときは、1人で行く場合がほとんどです。もしくは、本当に気心が知れた友達だけです。気心というのは、仲が良いというだけでは駄目で、金銭感覚も合うことが非常に重要です。そこまで考えると、一緒に行くメンバーも限られてくるので、誰と行くか考えるよりも先に、自分が行きたいところを先に探して、自分の心を決めてから、その一緒に行ける友達に相談する。それか、その友達と行く予定を合わせてから、一緒に行き先を考えることが多いです。

行き先は、定番の観光地というよりは、より刺激がある街を好みます。近場だと東南アジアやインド、トルコ、イランなどが挙げられます。旅程の組み方としては、旅程の中に「余白」を残すことが重要であるものの、ある程度の下調べはしたほうが楽しめます。その中で、必ず行きたいところと行けたらいいなぁというところをピックアップしておきます。

そして、それらの場所を地図帳やグーグルマップなどの地図アプリにメモし、現地ではどういう流れ(順番)で回るのが、効率がいいか、また、それぞれの間の交通機関はどうなっているか、だけ調べておきます。ただし、調べておくだけで、そこで予定を決めきらないようにしています。人間、予定を決めるとどうしてもそれをこなすことを目的としてしまうので(それは、仕事のように……)、あくまで「仮」の予定のまま、そのまま出発日を迎えることをオススメします。

また、レストランは現地の人に「普段行くところ」を聞くと良いでしょう。ガイドブックに載っているところの場合、それがハズレだとかなり凹みます。しかし、現地の人が行くところがハズレだったとしても、それも現地の文化なのだと自分に言い聞かせれば、ダメージは少ないはずです。

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