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投資家が不動産を購入する際、正規の契約書とは別に水増し金額で書かれた契約書を不動産会社がでっち上げる。こうすれば購入額の9割までしか貸さないといった基準があっても、全額を融資できる仕組みだ。逆に最初に物件価格を水増しした契約を締結し、全額融資が実行された後で、正規の金額まで引き下げる手法もある。「スルガ銀行はこうした契約が通る銀行の代名詞だった」(都内の不動産業者)。
改ざんにどこまで加担していたか
だが、これまで二重売買契約はなかなか表面化しなかった。スルガ銀行で満額の融資を受けたという投資家もそれ以上の質問には口をつぐむ。二重売買契約は文書偽造の罪に当たる。不動産業者が勝手に偽の契約書を書き上げていたような場合は別だが、形のうえでは投資家が「悪質業者と一緒になってだました」と逆に銀行から言われかねないからだ。
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