「メンツと礼」をタダだと思う人が落ちる地獄

発達障害の僕が発見した「見えない通貨」

それでも、少しずつやっていくしかありません。「あいつは不器用だけど、努力はしているのが見える」という評価だけでも得られれば、相当人生はマシになります。やって損はありません。見えない通貨を介した取引がそこにある。そういう認識を持つことで人間関係はかなり大きく変化します。

ボコボコにされないために

「見えない通貨」にもいろいろありますが、この世にはこれを払わなかったらその時点でとんでもない痛手になるものも存在しています。

この世で最もシンプルで、どの職場でも使える最強の「見えない通貨」。それは、

・褒め上げ
・あいさつ
・面子(メンツ)

の3つです。

 この3つを覚えれば、人間関係における9割の問題は解決すると言っても過言ではありません。

「褒め上げ」とは、主に上司や先輩に向けて使う「通貨」です。仕事を教えてもらったときや相手が成果をあげたときに、「すごいですね」のひと言を言えるか言えないかで、後輩としてのあなたの評価は劇的に変わります。

「あいさつ」は、当たり前かつ誰にでも扱えるように見えて、実に奥が深い「通貨」です。いちばんポイントになるのが「自分に対してあいさつをしてこない人にも、あいさつする」という原則。相手は自分がしなくても、あいさつしなかった後輩のことは覚えていますので、気をつけてください。

そしていちばん見えにくく、重要なのが「面子(メンツ)」です。

僕が勤務していた金融機関では、自分の部署の関係者全員に話を通して仕事の協力を依頼するときに、

・誰から順番に話を通していくか
・誰の意見を最も尊重するか

ということが極めて重要な概念でした。その場のパワーバランスに配慮して、「顔を立てる」という支払いをしなければ物事が円滑に進まないわけです。

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