「自分に似合う服」そんな伴侶を見つける方法

料理に「愛情」を入れてくれる夫を見つけた

結婚は洋服選びに似ている!?(イラスト:堀江篤史)

結婚願望の薄い人は2つに分類できると思う。1つ目は、恋愛への興味があまりないタイプ。仕事や趣味に熱中しすぎているケースもあるが、失恋を含めた実体験が少なすぎて「恋愛の何が楽しいのかわからない」という人が増えている気がする。食わず嫌いである。

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2つ目は、恋愛を重視し、生活がメインとなる結婚には忌避感を示すタイプだ。相手を「好き」という気持ちに殉じる、ある意味では純粋な人たちだと言える。なお、夫婦仲の悪い両親やいわゆる毒親に育てられたために、恋愛はともかく結婚生活にはいいイメージが持てない人も少なくない。

看護師の中野理佐さん(仮名、44歳)は、後者に該当するだろう。20代半ばから15年近くにわたって3歳年上の外国人男性、ショーンさん(仮名)と交際をしてきた。当時は、「好きな彼とつながっていれば幸せ」だと感じていたと振り返る。

自信家で情熱的なところが好きだった

「私は遅くに入学した看護大学の学生でした。居酒屋でバイトをしていたときにお客さんだったのがショーンです。日本育ちの彼ですが、お父さんは本国で事業家として成功したことがあります。お父さんを越えたい彼も脱サラして会社を作りました。うまくいきませんでしたが、自信家で情熱的なところが好きでしたね」

デートするたびに「今日は何をやっていたの?」「かわいいね」「愛しているよ」「お父さんお母さんは元気?」と優しい言葉をかけてくれる。理佐さんは自分の両親をショーンさんに紹介していたのだ。ただし、ショーンさんは友だちにも会わせてくれず、自宅すら教えてくれなかった。

「海外出張が多いので日本には家がない、と言うんです。海外でトラブルに巻き込まれて2年間も連絡が取れない時期がありました。死んじゃったのかなと思っていたら急に連絡があって……」

ショーンさんにほれ込んでいた理佐さんは彼を許し、事業資金のために300万円も貸した。結婚はしなくても、彼とつながっていればそれで十分だった。

しかし、理佐さんの愛情が砕け散る出来事が起こる。ある日、見知らぬ女性から電話がかかってきたのだ。

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