セブン、1万店で挑む「売り場大改装」の勝算 創業後初の大幅変更に踏み切った真意とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
新レイアウト店には冷凍食品を収容する巨大なオープンケースが2台も設置されていた(記者撮影)

セブンが実施した消費者へのグループインタビューやWeb調査によると、コンビニの冷凍食品はスーパーの冷凍食品と比べて購入してすぐ、あるいは1~3日後までには食べる人が圧倒的に多いという。ただ、売られている冷凍食品はギョーザやチャーハンといった単品商品ばかりではない。目下、セブンが力を入れるのが料理の時短につながる“お助け商材”だ。

セブンの商品本部で総菜や冷凍食品を担当する岡田直樹・シニアマーチャンダイザーは「冷凍食品をそのまま食卓に出すのには心理的に抵抗があるという人が多い。たとえば生鮮食品をカットし調理するという手間を省く商品を考えた」と話す。

冷凍食品の取扱品目は1.5倍に

具体的にはベーコンほうれん草、肉入りカット野菜といった組み合わせの冷凍野菜や、いちごやブルーベリーなどの冷凍果実だ。冷凍野菜はオムレツやグラタン、パスタの具材として活用されているほか、冷凍果実もヨーグルトや炭酸水、酒に入れるなど幅広い使われ方をしている。

セブンが力を入れるのが組み合わせ野菜などの「お助け商材」だ(記者撮影)

新レイアウト店では扱う冷凍食品のアイテム数は約80品と、通常のセブン店舗と比べ1.5倍に上る。導入店舗では「特に子ども連れの女性が増え、冷凍食品の売り上げが増加した」(松戸常盤平駅前店の西山靖彦店長)。

ただ今回のレイアウト変更の狙いは、単に中食需要の増加に対応することだけではない。そこには業界トップのセブンが抱く危機感も垣間見える。

次ページ業界のガリバーが抱く不安とは
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事