甲子園「四国凋落と東北躍進」の明らかな根拠

データで読み解く「甲子園」強豪地方の変遷

今回はある年の前後4年の勝利数と敗北数を合計し、その年の勝率としています。具体的には2010年の勝率=(2006年〜2014年の勝利数)÷(2006年〜2014年の勝利数+敗北数)となっています。

勝率を移動平均で表した各地方の勝率グラフは、以下のとおりです。

 

地方の分類は以下のとおり
北海道・東北:北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
関東:群馬県・茨城県・栃木県・埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県
甲信越:山梨県・長野県・新潟県
東海:岐阜県・静岡県・愛知県・三重県
北陸:富山県・石川県・福井県
近畿:滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
中国:岡山県・広島県・鳥取県・島根県・山口県
四国:香川県・愛媛県・徳島県・高知県
九州・沖縄:福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県

右軸の0.500は勝率50%、もしくは勝率5割を指します。このようにグラフ化すると、過去100回の甲子園大会における各地方の栄枯盛衰が手に取るようにわかります。

勝率の高い地域は戦前戦後で異なっている

特に目立っているのが戦前期の四国の強さ。そして戦争をはさんだ時代は東海地方が黄金期を迎え、その後ふたたび四国が勝率上位に躍り出ます。そして1980年代の近畿の強さの要因は「伝説のあのチーム」に違いありません。20世紀は一貫して勝率3〜4割に低迷していた北海道・東北地方が、21世紀になって躍進しているのは野球ファンならよくご存じのことでしょう。

全体の傾向がわかったところで、いよいよ地方ごとにその栄枯盛衰を見ていきましょう。

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