気象庁の言う温度より微妙に暑く感じるワケ

自分や子どもの身を守るには?

圧倒的な暑さの下では、もはや精神論は通用しない(写真:Flatpit / PIXTA)

今年の夏は記録的な暑さですね。7月23日には、埼玉県熊谷市で41.1℃という国内最高気温を5年ぶりに更新。東京都の青梅でも40.8℃を観測しました。23日がこれほどの暑さになったのは、地球温暖化やヒートアイランド現象といった近年の気温上昇要因に加え、フェーン現象も発生したからだと考えられています。

毎年のように話題になる熊谷の気温ですが、都心よりも暑くなるのには大きく2つの原因があるようです。1つは、東京湾からの海風が、都心部の熱い空気を埼玉県に運ぶから。そしてもう1つは、都心の空気がヒートアイランド現象で暖められて上昇し、その上昇した空気がちょうど埼玉県の内部へ下降するからです。

どこで観測するかで気温は変わる

さて、記録的な猛暑になった7月23日の13時過ぎには、私も都内を歩いていました。持ち歩いている温度計を見たところ、「40℃」と表示されていて卒倒しそうになったのですが、この日の13:30の東京のアメダスの観測値は38.5℃でした。私が持っていた温度計の観測値とは違いますよね。これはなぜなのでしょうか。

その理由は、観測の方法が違うからです。

まず、気象庁では、観測にはあらかじめ検定に合格して観測精度が維持されている、決まった仕様の気象測器を使用することになっています。しかし、私の持っていた温度計は、気象庁の定める検定に合格するようなしっかりとしたつくりのものではありません。なので、どうしても気象庁ほど精度のよい観測は行えません。

また、気象庁では気温の観測方法も厳密に決まっています。気象庁のホームページには、気温の観測方法について、このような記載があります。

「風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測することを標準としています。また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています」

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