「夫へのマイナス感情」をプラス転換する妙策

やり場のない感情を社会課題解決に活かす道

立派なキャリアを築き、仕事をコントロールする面白さを知っている妻が、もし仕事で自分の能力を発揮できなくなったとしたら、それは大きなストレスになる。

さまざまな解消法が考えられるが、無意識のうちに有能感を家庭内で発揮しようと、夫に指導的態度をとる妻たちが出現するのも、自然の流れかもしれない。

たとえば、タスクリストを夫のLINEに送り付けて、帰宅後にやっておくように指示をしたり、休日は掃除の仕方や、子どもの遊ばせ方まで詳細に指示したりすることがあるという。

夫が適度に手を抜くと、妻から100行以上のLINEメッセージが送られ、夫が3行程度で返信するとさらに100行メッセージが送られるといった始末である。

夫婦のトラブルシューティング

家事育児分担の平等を求める妻は、考えられうるかぎりの工夫を凝らす。

保育園の送迎や、病気による早退、欠席を夫婦でポイント制にし、エクセルで通年管理する妻も現れた。これらの家事・育児労働を可視化させるアプリが最近リリースされ、人気になっているが、家事・育児の「押し付け合いキャッチボール」になっていることも否めない。

夫婦たちは、仕事に加えて家事と育児に追われて疲弊し、高いストレス状態にある。そんな不満をSNSに書き込むと、「子どもを産むことを選択したのだから当たり前だ」と攻撃されてしまう。

自民党の二階俊博幹事長は6月下旬、少子化問題をめぐって「この頃は『子どもを産まないほうが幸せ』と勝手なことを考えている人がいる」と発言した。実に保守的な考えだが、夫婦たちを取り巻く八方ふさがりの状況をみると、「さもありなん」と思っている夫婦がいても不思議ではない。

おそらく、お互いにやり場のない感情を抱え、その怒りをパートナーにぶつけてしまうことが健全ではないことも、当人たちはわかっている。これを別の何かにぶつけられれば、夫婦にとってトラブルシューティングの1つになる。

そこで筆者がお勧めしたいのが、アドボカシー活動だ。

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