日本人がやらかす海外ではヤバイ8つの仕草 「立てた小指」はどんな意味か知っていますか

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その他にも、日本人がよくやる仕草で、外国人から見ると面白く映る仕草や危険な仕草を、併せて四つ紹介しましょう。

1つ目は「自分」を示す際に、自分の鼻に人差し指を当てる仕草。欧米では鼻ではなく胸を指すことで「自分」を意味します。由来は諸説ありますが、「顔」で自分を示す日本人と、「胸(心臓)」で自分を指し示す欧米人との違いは興味深いですね。

口に手を当てる仕草は「相手を軽蔑する微笑み」

2つ目は、口に手を当てる仕草。日本では、笑うときに上品に見せようとして、口に手を添える人がいますが、これを「相手を軽蔑する微笑み」ととらえる国もたくさんあります。また、感嘆の声を発するときや、口に食べ物が入っているときにも、この仕草をする人がいますが、決して美しい仕草とはみなされません。それどころか、人に見られたくないコンプレックスがあるのではと思われるかもしれません。

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3つ目は、顔の前で手を振る仕草。日本では「私ではありません」「いいえ」といった意味になりますが、他の国の人々からは「くさい」と解釈されることがあります。うかつに手を振るのは控えましょう。

4つ目はタクシーを止めるときの仕草。レストランでウェイターを呼ぶときやタクシーを止めるときには、手をパーにしてまっすぐ上に伸ばす「挙手」をするのが普通ですが、この仕草はナチス式敬礼やヒトラーの姿を思い起こさせるのです。

実際、ドイツの子供たちは幼い頃から絶対にやってはいけないと教わりますし、不快に思う人がいますので、ドイツやその周辺国では気をつけるようにしましょう。ウェイターさんやタクシーなどを呼び止めたいときには、手のひらを挙げる代わりに、人差し指だけ軽く立てて手を挙げると良いでしょう。

安積 陽子 国際ボディランゲージ協会 代表理事

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あさか ようこ / Yoko Asaka

アメリカ合衆国シカゴに生まれる。ニューヨーク州立大学イメージコンサルティング学科を卒業後、アメリカの政治・経済・外交の中枢機能が集中するワシントンD.C.で、大統領補佐らを同窓に非言語コミュニケーションを学ぶ。そこで、世界のエリートたちが政治、経済、ビジネスのあらゆる場面で非言語コミュニケーションを駆使している事実に遭遇。2005年からニューヨークのImage Resource Center of New York 社で、エグゼクティブや政治家、女優、モデル、起業家を対象に自己演出術のトレーニングを開始。2009年に帰国し、Image Resource Center of New Yorkの日本校代表に就任。2016年、一般社団法人国際ボディランゲージ協会を設立。理念は「表情や姿勢、仕草から相手の心理を正しく理解し、人種、性別、性格を問わず、誰とでも魅力的なコミュニケーションがとれる人材の育成」。非言語コミュニケーションのセミナー、研修、コンサルティング等を行う。

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