北朝鮮では間違っても「鉄道」に投資をするな

開放された場合、有望な投資先は?

北朝鮮経済が開放された場合、外資にとって有望な投資先はあるのか(写真:北朝鮮ニュース)

核をとるのか、経済をとるのか――。6月の米朝首脳会談でドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に見せたプロモーション・ビデオのメッセージを一言でまとめるとこうなる。核を放棄すれば、米国からの投資によって北朝鮮は繁栄を手に入れられる、というわけだ。

有望な投資先になりそうなのは?

では、北朝鮮経済が開放された場合、外資にとって有望な投資先となるのはどこか。以下は「NK Pro」(北朝鮮ニュース有料版)による投資ガイドである。

本記事はNK News(北朝鮮ニュース)の翻訳記事です

●北朝鮮のインフラは極度に老朽化しており、大規模な改修が必要になるが、投資を回収するのは簡単ではない。ただ、政府が支援する電力インフラ、道路・鉄道網の復興事業は外資にとっても大きなビジネスチャンスとなる可能性がある。

●南北による開城(ケソン)工業地区のプロジェクトを見ればわかるように、北朝鮮の投資では政治が最大のリスクになる。いくつかの調査によれば、開城工業地区の競争力は極めて高く、関係者に利益をもたらした。同地区の生産性はベトナムや中国をも上回っていたという。政治的な問題が解決されるのであれば、北朝鮮の「経済特区」は大きな利益をもたらしてくれるかもしれない。ただ、資産が没収されるといった政治リスクが付きまとうため、投資は回収不能になるおそれもある。

●鉱業は一般に極めて有望な投資先とみられているが、信用できるデータがないため、客観的な評価を下すのは難しい。

●現代的な金融サービスは基本的に存在しない。北朝鮮が経済的に貧しい状態に置かれているのは、資本不足が一因だ。経済開発を前に進めるには、現代的な金融システムを作り出し、国際金融市場にアクセスできるようにする必要がある。

●北朝鮮の発電能力は、韓国の1割にも満たない。2016年の電力供給量は韓国の5%以下だった。こうした慢性的な電力不足を解消しようと、北朝鮮政府は水力、最近では再生可能エネルギーへの投資に力を入れている。

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