財産分与7000万「バツ2会社員」の3度目の正直

「懲りない男」は過去の失敗を活かせるか

陽一さんの婚活と現在の結婚生活について聞く前に、以前の結婚について確認しておきたい。26歳のときに5歳年下の綾子さん(仮名)と結婚したが、「性格の不一致」で5年後に離婚した。綾子さんが引き取った娘は現在、22歳になっている。

「地元でナンパして知り合ったのが元嫁です。それほど好きだったわけではありませんが、一度流産をさせてしまって責任を感じて結婚しました。でも、娘が生まれてから言い争いが増えて、エスカレートして離婚することになりました」

理屈っぽくてせっかちな性格だと自覚している陽一さん。筋が通らないことがあると、カッとして大声を上げてしまうこともあった。綾子さんも負けずに言い返し、収拾がつかなくなったのだ。

当時から自他ともに認める優秀なシステムエンジニアだった陽一さん。しかし、年収はまだ600万円ほどだった。貯金は800万円。これ以上の言い争いは嫌だったので、綾子さんの言い値で財産分与をして養育費を支払うことにした。財産分与は、分割払いで1千万円。養育費は月6万円だ。

「元嫁が再婚してからも払い続けました。世の中には養育費を払わない人も多いそうなので、元嫁は恵まれているほうだと思います」

女性に求めるものは「見た目」と「家事力」

綾子さんと離婚して2年後に、陽一さんは2回目の結婚をする。相手は、出張先で知り合って地元が同じことで意気投合した真由美さん(仮名)だ。陽一さんの6歳年下だが、14年間の結婚生活でほとんど老けることのない美人だった、と陽一さんは少しせつなげに振り返る。

「僕が女性に求めるものは二つです。まずは見た目。色白で、丸顔で、やせていて、かわいい系の女性がいい。40代でも構いませんが、ずっと30歳に見えるような人が理想です。次に家事力。僕は趣味で料理はしますが、片付けや掃除は苦手です。部屋をキレイに保てる女性でないとダメですね」

真由美さんは二つの条件を完璧に備えており、男の子と女の子も授かり、最初の10年間は幸せな結婚生活だったと陽一さんは語る。しかし、それはマイペースな陽一さんの見方にすぎず、真由美さんはひそかにストレスをためていたのだろう。意外なところで爆発をした。

「息子は小学生のときにサッカーチームに入っていました。熱心な親は毎週のようにコーチや手伝いをしますよね。僕は子どもと遊ぶ担当だったのですが、サッカーには興味がないので、そこまでハマる気になれません。彼女はそれが不満だったようで、僕との間に溝ができるようになってしまいました」

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