「不登校」は凶悪犯罪を引き起こしやすいのか

東海道新幹線殺傷事件を考える

不登校だと「危ないこと」をしやすくなるのでしょうか(写真:不登校新聞)

不登校だと、「危ないこと」をしやすくなるのか

【質問】

先日、東海道新幹線のなかで刃物を持った男性が乗客を切りつけ、1人が死亡、2人が重傷を負うという事件が起きました。しかも容疑者は、中学生時代にいじめや両親の不仲により不登校だったという報道を見ました。被害にあわれた方のことを思うと胸が痛む一方で、不登校中の息子も同じことをしないか本当に不安です。そこで率直にお聞きします。やはり不登校だと「危ないこと」をしやすくなるのでしょうか?

【回答】

当記事は不登校新聞の提供記事です

いわゆる無差別殺傷事件のほとんどは、「自殺の裏返し」です。

人間的なつながりが、すべて断ち切られてしまったと感じたとき、自殺へ向かうか、それとも無差別殺人へ向かうかの分岐は、偶然の理由に基づくというしかありません。つまり、どちらへも転びうるのです。

では、不登校だと、人間的なつながりが、断ち切られてしまうものでしょうか。

あなたは、すでによくわかっていらっしゃると思いますが、不登校によって、かえって強まるつながりもあります。あなたが不登校の意義を認め、ゆったりとエネルギーを蓄えられる安全な環境を、あなたの息子に提供しているなら、それは親子のつながりを強めるでしょう。

逆に、あなたの信条に合わない息子を矯正しようとし、うまくいかなければ放り出すようだと、つながりが断ち切られるのも当然です。

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