お金持ちが「個人版・決算書」を使い倒すワケ

富裕層の「お金マネジメント」にコツがある

これからは、人的資本をいかに高めるかが問われる時代となっていく(写真:miya227/iStock)
P/L(損益計算書)とB/S(貸借対照表)といえば、会社の財政状態を表したものですが、実は富裕層が個人の資産を管理し、増やすときにもP/LとB/Sを活用しています。富裕層の資産マネジメントを熟知し、先日『稼ぐ人が実践しているお金のPDCA』を出版した著者の冨田和成さんは、「一般の人も個人版P/LとB/Sを取り入れることで、おカネを稼げる人に変われる」と言います。

将来のおカネの不安を解消してくれる“ヘッドライト”

私が初めてP/LとB/Sを基にした個人資産の管理手法に触れたのは、会社派遣でシンガポールのビジネススクールに通っていた2010年のことでした。

プログラムの一環としてスイスに行き、プライベートバンクでは世界最大手のUBSを訪れたのですが、このときに、企業や組織だけでなく、個人の資産管理にもP/LとB/Sが活用できることを学びました。富裕層はB/Sで資産を可視化しているのです。

プライベートバンクは、大富豪を含む富裕層や経営者の個人資産を管理する金融機関やそのチームです。プライベートバンカーはそうした顧客と関係構築を図る際に、個人のP/LとB/Sを見ながら将来のポテンシャルを判断しています。

企業にとってP/LとB/Sは、美しいほどにすべてが「見える化」されたものです。それを個人にも活用できたらおカネをコントロール可能な状態になります。

将来のおカネの不安を解消し、自分の夢や最終ゴールを達成できる。個人のP/LとB/Sは、そんな未来を明るく照らしてくれる“ヘッドライト”になってくれるはずです。

まずは個人のP/Lについて少し踏み込んで説明していきましょう。

次ページ典型的な個人のP/LとB/Sのサンプル
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • 北朝鮮ニュース
  • 食べれば世界がわかる!カレー経済圏
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。