「見えない財産」に無頓着な人の残念な思考 メルカリが変えた「おカネのルール」
50万円と8.5万円の腕時計、どちらを買うべきか?
近年、メルカリやヤフーオークションなどセカンダリーマーケット(中古市場)が急成長しています。そのおかげで、個人のさまざまな資産にいくらの価値があるか可視化され、一般の人でも気軽に資産を換金できる時代となりました。これらの資産を売却すれば、不足している金額の穴埋めにも使うことができます。
では、一般の人が売却可能な資産にはどんなものがあるのでしょうか。たとえば、iPhoneを使っているのであれば、相当古い機種でない限り、売却可能資産と見なしていいでしょう。その他、PCや古本、腕時計なども売却可能資産です。要するに、身の回りの物品で、広く世の中で使われているものはすべて当てはまります。
セカンダリーマーケットの発達により、「リターン」という概念に触れる機会も今まで以上に広がっています。セカンダリーマーケットが充実してくると、あらゆるモノに値段が付くので、個人の資産が可視化されやすくなります。
セカンダリーマーケットにおいて、本当に価値があるモノが評価されていくようになるのです。稼ぎ力が高い人は、これからセカンダリーマーケットを大いに活用していくことになるでしょう。
例を1つ紹介してみましょう。50万円のロレックスと8万5000円の国内メーカーの時計があったとします。どちらかを購入しようと思いますが、2つを比べたとき、いったいどちらを購入したほうがより多くのリターンを得られるでしょうか。
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