トヨタ「15代目クラウン」乗ってわかった実力

「日本に向き合った車づくり」で随所を高めた

まもなく、フルモデルチェンジした15代目クラウンが発売となる(筆者撮影)

1955年から続くトヨタ自動車の高級車「クラウン」。その15代目が来週6月26日に正式発表される。先立って、クローズドコースでプロトタイプによる先行試乗を行ったので、レポートしよう。

15代目クラウンは何が変わるのか

新型となる15代目クラウンのバリエーションはこれまでと大きく変わった。従来までは「ロイヤルサルーン」「アスリート」、そしてロイヤルサルーンをベースにホイールベースを延長した「クラウンマジェスタ」の3グレード構成だったが、15代目クラウンは1つに集約した。

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新型の特徴は、通信技術を活用した「コネクティッド」と、「デザイン、走り、安全性能の進化」だ。コネクティッド技術に関しては現時点での詳細は未発表であるため暫定的だが、6月14日に配信した「『カローラハッチバック』乗ってわかった実力」で紹介したとおり、車両と車両、車両と道路インフラ、そしてトヨタ側のサーバーとの相互リンクにより、移動体としての車の役割を大きく伸ばそうとする狙いがある。

一方のデザイン、走り、安全性能の進化だが、これこそ過去のクラウンとの決別が図られたことがわかる最大のポイントだ。

新型クラウンの開発責任者である秋山晃氏(トヨタ自動車MS製品企画チーフエンジニア)は、「世界基準ですべてを陵駕するクルマを目指しました。そのために世界で戦えるデザインの革新、世界で戦える走りの革新、先進安全技術の充実を行っています」と語る。

狭い道の多い日本で走りやすい車であることは重要だ(筆者撮影)

続いて秋山氏が力説していたのは、「日本に向き合った車づくり」だ。いわゆるDセグメントに属するクラウンだが歴代モデルとも、大きくなりすぎないことが重要視されてきた。これは狭い道の多い日本において取り回し性能を確保するためだ。15代目である新型は日本の道路におけるひとつの限界点とされる全幅1800mmを守り抜き、同時に最小回転半径は5.3m(16インチタイヤ装着車)と扱いやすさにこだわり抜いた。

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