妻の彼氏は「夫公認」、家族の新しいカタチ

批判よりも、共感の声に耳を傾けたい

朋広さんと美香さん(写真:OCEANS)
夫婦のカタチは人それぞれ。その数だけ、異なる幸せがある。たとえ一般的なスタイルと一線を画すものであっても、当人たちが納得していればそれでいいのだ。当連載では、ステレオタイプな「理想の家族」の型にはまらず、独自のスタイルを持つ夫婦を取材。異色ながらも円満な結婚生活を通じ、多様な幸せの在り方を探る。

妻は「親友」、恋愛の対象ではない

今回お話を伺ったのは結婚9年目の若狭夫妻。夫の朋広さん(45歳)、妻の美香さん(37歳)の間には3歳と6歳の女の子がいる。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

マジメそうな朋広さんと、快活そうな美香さん。バランスのとれたいい夫婦に見えるが、じつはかなり特殊な事情を抱えている。妻の美香さんには、夫公認の彼氏がいるのだ。しかも、その彼氏のたくちゃん(24歳)も、家族ともども同居しているというからさらにぶっ飛んでいる。世間一般の感覚からすると、相当いびつに思えるその関係。はたして、ちゃんと幸せなのだろうか? 夫婦のホンネを聞いた。

朋広さんと美香さん(と、たくちゃん)は、複数人と同時交際する、いわゆる「ポリアモリー」な関係を築く夫婦としてメディアにも幾度か出演している。だが、朋広さんによれば一般的なポリアモリーの定義とも、少し違うようだ。

朋広さん「ポリアモリーはパートナー合意のもと『複数の人と恋愛関係、性愛関係を築くこと』を指すようですが、美香は複数恋愛をしているわけではありません。彼女が恋愛しているのは彼氏のたくちゃんで、僕に対して恋愛感情は抱いていないんです」。

それを夫自身が堂々と言ってしまえるのも凄い話だ。しかしなぜ、自分以外の男性を愛する妻と、それでもまだ一緒にいるのだろうか?

朋広さん「僕と妻は恋愛こそしていませんが、大切な家族のメンバーです。そもそも、私自身があまりべたべたする恋愛は得意ではなくて、妻や恋人に対しても親友みたいなつながりを求めてしまう。セックスも苦手なんです。でも、妻は逆に、ある程度のスキンシップは必要で、その部分を彼氏に担ってもらっている。互いに愛情表現の方法が違うだけで、一緒にいたいという気持ちはあるんです」。

では、一方の妻にとって、夫はどういう存在なのか?

美香さん「家族であり、チームメイトです。でも、今は恋愛の対象ではない。だから、夫にも恋人を作ってほしいと思っています」。

(写真:OCEANS)
次ページきっかけはセックスレス
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 本当は怖い住宅購入
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 令和を生きる若者のための問題解決法講座
  • 精神医療を問う
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
衝撃!住めない街<br>自然災害・人口減を甘く見るな

東京・江東5区や川崎など、首都近郊でひっそりと「住めないエリア」が広がっています。近年の大規模災害で補修が追いつかないところに、人口減少、インフラ老朽化などが重なり、苦悩する街。その現実と、日本人の「住まい方」を考えます。

  • 新刊
  • ランキング