「契約結婚」をした2人が一番大切にした条件 「恋愛結婚じゃないから冷静に対応できる」
「恋愛は向いていませんでしたが、誰かと一緒に生きていきたいとずっと思っていました」
「恋愛や結婚生活に自信が持てない」
そんな声も聞こえてくる昨今。結婚や夫婦生活を描いた人気ドラマも増え、中でも2016年に公開された契約結婚をテーマにしたドラマ「逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)」は社会現象になった。こうした背景には、今ある結婚のイメージやかたちにしっくり来ていないことがあるのではないだろうか。
自分にフィットする結婚のかたちを求めて、条件を決めて契約結婚をした長谷川さん(写真右)もそのひとり。
江添さんと長谷川さんの夫妻は、現在は同居しており、「1年更新制で、やめたいときにやめられること」、「夫婦だからといって、性的に独占し合わないこと」、「経済的にそれぞれ自立していくために、お財布は別にすること」の大きく3つの契約を取り交わして結婚生活をしているという。
2人はどうして契約結婚という答えにたどり着いたのか。結婚に至るまで2人でどのような話し合いを重ね、今のかたちを実践しているのか。そして、既存の婚姻制度についてどんな考えを持っているのか。2人の自宅で、食卓を囲みながら話を聞いた。