あのテスラ「モデルS」に乗ってみた! 米国生まれのプレミアムEV、500kmを1000円で走る

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ボンネットに荷物が積める

シャープでカッコいい。モデルSの試乗車を一目見て思った。派手ではないが、デザインは洗練された雰囲気を感じた。動力系統のバッテリーやモーターなどを床下に収納しており、ボンネットを開けるとトランクのように荷物が積める。リアにエンジンを積むポルシェのようだ。

モデルSは普通のセダンのように通常は5人乗りだが、リアの荷物収納スペースに、折りたたみのできる子供2人分のシートがオプションで付けられる。長時間はさすがにきついかもしれないが、最大7人乗りでの移動も可能なのである。

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後部には子供用シート

内装はハイテクな要素が満載。センターコンソールには、アップルのiPad(アイパッド)を2枚ぐらい重ねたような巨大なタッチパネル式の液晶画面がある。

これは車内の電装機器の操作や足回りの調整などのほか、モバイル機器との接続も想定された設計となっている。さすが、新世代企業が生み出したクルマといったところだ。

肝心の乗り味はどうだったか。記者はかつて自動車関係会社に勤め、小型車から高級車、スポーツカーなど、さまざまな車種に乗ったことがある。モータージャーナリストのように乗り味を細かく文章で表現はできないが、一般の方よりも車のことは少しだけ詳しい。その視点から、モデルSの試乗記をお届けしたい。

出足から鋭い加速

ガソリンエンジン車にしか乗ったことがない人が初めてモデルSに乗ったら、あまりの出足の良さにまずビックリするかもしれない。

自動車の出足を左右するのは、動力系のトルク。エンジン車はアクセルを踏み込み、燃料を一定量使って回転数を上げないとトルクが高まらないので、一気に加速といってもアクセル操作に対するタイムラグが生じる。ところが、モーターはゼロの状態から一気にトルクを出せるので、出足が鋭い。

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