あのテスラ「モデルS」に乗ってみた! 米国生まれのプレミアムEV、500kmを1000円で走る

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そして意外だったのが乗り味だ。自動車はすり合わせ技術の結集であり、さまざまなノウハウが結集されている。正直な話、国産車だと同じような車体形状やエンジン排気量、価格などの車種を横並びに比較したときに、上位と下位のメーカーでは走りの質感に差を感じる場合もある。

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東京都内で試乗

少しマニアックになるが、ボディ剛性という言葉で表現される車体のガッチリ感や、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作に対するレスポンスなど、細かなところにカタログでは計れない品質や性能の差がある。

自動車は、トヨタ自動車や米ゼネラルモーターズ(GM)を筆頭に、世界で年間に兆円単位の売り上げを誇る巨大な企業が手掛けているビジネスだ。それをベンチャー企業にちゃんとつくれるのかと、走りの質感に何らかの違和感があるのでは、という先入観が実はあった。

走りの質感は十分

ところが、冒頭にも書いたように、記者のレベルではそれを明確に感じることはできなかった。普段は右ハンドルの国産車に乗っているため、モデルSの試乗車の左ハンドルに少し緊張したぐらいで、普通の車と同じような乗り心地を感じ、操舵も十分にできたというのが正直な感想である。山道や高速道路のきついカーブなどを走ったワケではないので、正確なところはわからない面もあるが、走りの質感は十分満足するレベルだ。

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