ソニーがα7で狙うプレミアムカメラの覇権

ニコン、キヤノンを揺るがすミラーレスの技術革新(下)

ソニーが11月15日に発売するノンレフレックス(ミラーレス一眼)カメラ「α7」と「α7R」は35ミリフルサイズのCMOSセンサーを採用している

ノンレフレックス(ミラーレス一眼)カメラを舞台に、激動が起きているデジタルカメラ業界。レンズ交換式カメラで2強を形成するキヤノン、ニコンが、ノンレフレックス方式のカメラで苦戦を強いられる中、ここまで市場が大きく動くに至ったのには、理由がある。

現状打破をミラーレスに託す

ソニーをはじめとする各社が現状打破、パラダイム転換を意図し、ノンレフレックス方式に対して前のめりに投資をしてきたことが理由だ。なぜなら、既存の一眼レフ方式で資産を保有しているほど、ノンレフレックス方式への移行戦略は難しくなるからである。

一眼レフカメラとノンレフレックス方式のカメラでは、システム構成が大きく異なり、互換性と利便性を両立させ、2つのシステムを共存共栄に持ち込むことがことが難しい。一眼レフカメラ用のレンズはノンレフレックス方式に転用できるが、その逆はできないといった物理的な問題があるためだ。

”2強”がノンレフレックス方式カメラで苦戦を強いられているのは偶然ではない。既存規格における市場での優位性が、経営戦略上もノンレフレックス方式の新規格に対する踏み込みが甘くなりがちだが、ライバルは2強対策としてのノンレフレックス方式への経営資源投入へと踏み込んだ。この両方が相まって、技術的な成熟度の向上とともに一気にノンレフレックス方式カメラが目立ち始めている。

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