中国、月の「裏面」探査計画に向けて一歩前進 通信中継衛星の打ち上げに成功
[上海 21日 ロイター] - 中国国営の新華社によると、中国は21日早朝、計画中の月探査プロジェクト用通信中継衛星の打ち上げに成功した。
新華社が国家航天局の発表として伝えたところによると、衛星は現地時間21日午前5時28分(20日2128GMT、日本時間21日午前6時28分)、南西部の西昌衛星発射センターから運搬ロケット「長征4号丙(CZ-4C)」に搭載されて打ち上げられた。
プロジェクトの担当者は、「今回の打ち上げは、月の裏面に初めて探査機を送って軟着陸させ、探査を行わせる国となるという目的達成のための重要な一歩となった」と述べた。
打ち上げられた衛星、嫦娥4号中継通信衛星は「鵲橋号」と名づけられ、地球から45万5000キロほどの周回軌道上に達する予定。この場所で運用される世界初の通信衛星となる。
中国は2030年までに米ロに追いついて宇宙主要国となることを目指しており、来年には国産の有人宇宙ステーションの建設着手を予定している。
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