アルゼンチン通貨急落は「何かの前兆」なのか ドル利上げは「新興国危機」を誘発してきた

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さて、ここからは恒例、競馬ファン御用達のページである。府中での5週連続G1レース、今週は3週目でオークスが待っている(20日、東京競馬場11R、芝2400メートル)。樫の女王を目指す今年のメンバーは粒よりだ。

何だかJRAにニューウェーブが訪れているような気がする。すなわち桜花賞馬のアーモンドアイ(ロードカナロア産駒)、2歳女王のラッキーライラック(オルフェーヴル産駒)、そして両馬の後を追ってきたリリーノーブル(ルーラーシップ産駒)の3強である。

「ディープインパクト産駒のサトノワルキューレは?」との声もありそうだが、そろそろディープやハーツクライ産駒は、後進に道を空けてもいいのではないか。

オークスの本命は、順当に桜花賞馬アーモンドアイで

それでは上記3強から何を選択すべきか。ここは順当に、桜花賞をレコード勝ちしたアーモンドアイを指名することにしたい。「短距離を得意としたロードカナロアの子供では、オークスの2400メートルは辛いのではないか?」との声がありそうだ。

しかし、畏友である小幡績・慶応大学准教授によれば、「オークスに距離適性は関係ない」とのこと 。すなわち、オークスは桜花賞の順位のまま買えばいいことになる。

普段の筆者であれば、オルフェーヴル産駒のラッキーライラックを応援するところである。が、それは次週のダービーに登場予定のエポカドーロに夢を託すことにしよう。

全体に堅く決まりそうなレースではあるが、ちょっと気になるのはパイオニアバイオとトーセンブレス。ヒモ荒れの可能性も少しだけ考えて、手広く構えてみたい。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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