37歳婚活女性がハマる「8歳若い彼氏」のワナ いま結婚を決断しない男は1年後もしない

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一昨年の4月に入会し、2カ月で退会した39歳の彩乃(仮名)のケース。彩乃は同い歳の男性、洋次(仮名)と2年半付き合っていた。洋次は都内に一人暮らしをしていて、彩乃は実家暮らし。三恵と勉とは逆パターンだったが、週末は洋次の家に行き、そのまま泊まるようなデートを繰り返していた。40歳の誕生日を目前にしていた彩乃は、そろそろ結婚をしたかったのだが、洋次は結婚を言い出さなかった。

そこで、私のところに入会し、お見合いをスタートさせた。このケースは、洋次が彩乃の変化を感じ取ったのだろう。「結婚は真剣に考えているから、心配しないで」と言い出し、彼女の40歳の誕生日に「待たせちゃってごめんね。結婚しよう」と、プロポーズをしてくれた。

彩乃は相談所を退会するときに、私にこんなことを言った。

「たった2カ月間の相談所での活動でしたけど、入ってよかったと思います。10人の方とお見合いして、私の気持ちに余裕が生まれて、彼にすがらなくなった。追いかけると逃げるけれど、少し背中を向けると追いかけたくなるのが人の心理なのかもしれませんね」

もう1人、沙織(38歳、仮名)のケース。沙織の相手は三恵と同じで、年下だった。6つ年下の同じ会社の男性、範之(32歳、仮名)とは腐れ縁で、だらだらと4年くらい関係を続けていた。沙織の親友が私のところでお見合いをし、成婚退会をしたことを知って私を訪ねてきた。

「彼のことはやっぱり好きなので、今の関係をはっきりさせてから、婚活するかどうかを決めたいと思います」 

そして彼に「私と近い将来、結婚する気持ちはあるの?」と聞いたようだ。ところが彼は、「今は結婚を考える気持ちの余裕がない」と。そこで、彼女から別れを切り出し、婚活をスタートさせた。しかしながら、1年経っても結婚したいと思える男性に出会うことができず、沙織は、「婚活にいったん区切りをつけます」と退会していった。

結婚は、決断だ

この話をしたのちに、私は三恵に言った。

「結婚を言い出さない男性と付き合っているケースは、それぞれに違いますし、結果も違っています。でもね、結婚は、決断なんです。今結婚を決断できない男性は、1年後、2年後も結婚を決断できない。そして、結婚には、責任が伴います。今責任を取れない人は、1年後も2年後も責任を取りませんよ」

自分は結婚をしたいと思っているのに、結婚を言い出さない相手と付き合っている人は、そこを今一度考えてみるといい。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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