日経平均株価の先行きを握る「浮き島」の正体

上昇かそれとも下落か、徐々に重要な局面に

そこで、改めて日経平均株価の週足チャートを振り返ってみよう。2017年末から2018年1月にかけての相場では上放れのマドを空けている一方、2月相場は世界同時株安の流れから下放れのマドを空けている。まさに、両側に相反するマドがある「アイランドリバーサル(浮き島)」が確認できる。5本の週足が高値圏でポッカリと浮いており、2万3000円超では投資家の戻り売り圧力は相当強いといえそうだ。

一方で外部環境は改善している。国際的な貿易摩擦への警戒感も一服、日米首脳会談も難なく通過したうえ、朝鮮半島の地政学リスクが後退しつつある。海外勢にも日本株を買い戻す動きがみられ、市場参加者の間では安堵感もただよう。

日経平均は2万3098円を超えれば見通しが一変する

だが、米10年物国債利回りは再び3%に急接近しており、2月に起きた世界的な株安連鎖の悪夢が脳裏をよぎる投資家もいるかもしれない。実際、為替市場では1ドル=108円台後半まで円安ドル高が進んでいる割には、東証1部売買代金が2兆円台半ばで伸び悩み、日本株の上値の重さが目立つともいえる。

筆者には、テクニカル面でいったんの戻りメドに近づいていることも気になる。日経平均は1月高値からの下げ幅が一時3500円超に達した一方で、足元での4週連続高での上げ幅は1600円弱。すでに国内主要企業の決算発表が始まっており、今後日本株の見直し買いもありそうだ。

ただテクニカル面で言えば、半値戻しや3分の2戻しとなる2万2300~2万2900円はなお「自律反発の範ちゅう」ともいえる。今後、もし商いを伴いながら週足のマド埋め(2万3098円)した場合は、見通しは様変わりする。前述のアイランドリバーサル(浮き島)の天井パターンを打ち消すことになり、中長期での需給好転へとつながりそうだ。本格的な株高となるか。いよいよ重要な局面にさしかかってきた。

最後に今後の日経平均株価のテクニカル上の重要な価格をあげておこう(4月24日時点)。

2万4124円 2018年1月高値(年初来では+5.97%)
2万3098円 マド埋め(週足)
2万2967円 3分の2戻し(2万4124→2万0617円の下げ幅に対して)
2万2764円 2017年末値
2万2371円 半値戻し(2万4124→2万0617円の下げ幅に対し)
2万2278円 4月24日終値(年初来ではマイナス2.13%)
2万2193円 75日線(中期)
2万1587円 25日線(短期線)
2万1477円 200日線(長期線)
2万0617円 2018年3月安値(年初来マイナス9.43%)

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鉄道各社のサービス改善競争は激化、路線間の格差が広がっている。利用客争奪戦で勝ち残る路線はどこか。混雑改善度ほか全7指標で東京圏32路線を格付け、新線・延伸計画の進度など、次の住まい選びを見据えて首都圏・関西路線を総点検した。