「ありがとう」でさえもなかなか伝わらない
ネスレ日本が発表した「“ありがとうの格差”が見られるアンケート調査(上司・部下に「ありがとう」は伝わってる? 日経ウーマンオンライン)」によると、上司と部下の間での「ありがとう」の回数について、「上司に対して言う回数が、上司から言われる回数を上回る」と感じている人は77.2%と圧倒的に多く、意思疎通の難しさが表れている結果となりました。
伝えているつもりで伝わっていない「ありがとう」の思い。このコラムを御覧になられているあなたも、ぜひ今日から、今から、部下に向かって「ありがとう」と伝えるようにしてください。なんと上記のデータでは、「ストレスの耐性度」や「現在の自身の幸福度」に関しても、「ありがとう」を言う回数が多ければ多い人ほど高くなることがわかりました。こんなにすばらしく効果的な魔法の言葉、言わないなんてもったいないですよね?
では次の「末期的上司」の方をご紹介しましょう。「やる気のない部下」についてお聞かせください。
上司②:「うちのには本当に参ってます。部下なのに年上で……、そのせいか私がいても会社の悪口ばかり言って、前向きな新人社員たちを潰していくんです。ある新人は『誰も信じられなくてつらい……』と言って泣いていましたよ。それ以外にも自分に何か不都合なことがあれば、言い訳ばかり並べる。頼んだ会議資料ができてないので確認したら、『頑張ったんですけど、私、コピー機と相性が悪いみたいで』と、ヘラヘラと持ってきた用紙は真っ白!」
お怒りごもっともです。このような批判や悪口というのは、自分がその話に加わっていようがいまいがマイナスになるだけで、本当に疲れますよね。そして上記の笑えないような無謀すぎる言い訳を聞かされた日には……。部下の態度にストレスを感じ続けるのは嫌なものです。あなたならこのような部下がいた場合、どのような指導をされますか?
A 自分より年上の女性部下だし、怖いから放置する
B 言い訳をそのまま鵜呑みにする
C コピー機と女性部下を連れて占い師に相性を鑑定してもらう
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