「パスタを食べても太らない」という衝撃事実

トロントの病院の研究チームが発表

この結果について研究チームでは、低GI食品のほうが空腹感を満たす効果が高く、そのため食べ過ぎを抑えられたのではないかと考えている。この研究結果は、学術誌「BMJオープン」に掲載された。

研究チームによれば、パスタにはさまざまな種類があるものの、小麦を使ったパンなど、他の炭水化物が多い食品に比べてGI値が低い点は共通しているという。

さらに、全粒粉を使用したパスタでも、通常のものとGI値に大きな違いがない点を強調している。

精白小麦を原料に使用している場合でも、パスタは平均的にほかの精白小麦食品と比べてビタミンやミネラルなどの微量栄養素の含有量が多い。

研究チームは論文で、「炭水化物は太るという情報が氾濫しているだけに、この研究結果は重要だ。こうした情報は、毎日の食卓に影響を及ぼしており、炭水化物、特にパスタの消費量は最近になって減少する傾向にあった」と記している。

本来は健康食品

研究論文の筆頭筆者で、セント・マイケルズ病院の臨床栄養・リスク緩和センターに所属する臨床科学者ジョン・シーベンパイパー博士は、「太ると敬遠されるパスタは、実際は低GI食として、健康的な食事のメニューに加えて良さそうだ」と言う。

今回の研究の結果、「パスタを食べても太ることはないと、ある程度の確証を持って言うことができる」と、同博士は続けた。

ただし、パスタに必要以上に油や砂糖を足すのは禁物という。パスタは太るという先入観の源は、食べ方にもあったようだ。

(文:カシュミラ・ガンダー)

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