「LINE Payカードショック」は残念なのか 「利用金額の2%還元サービス終了」は悲報?

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新しい特典内容がまだ出ていないため、はっきりしませんが、カードを利用したとき以外にもポイントを得られるのであれば、「一律2%」ほどのインパクトはなくとも、スマホで決済できる便利さと、ほどよいお得の両方を得られる可能性もありそうです。

現金→カード→モバイル決済、決済スタイルは進化する

私の最近の個人的なお気に入りの決済スタイルは、Apple PayのモバイルSuicaにLINE Payカードを使ってチャージをし、支払うという方法です。チャージはスマホで行えますし、店頭でもスマホをかざすだけなので、カードもお財布も出さず支払えてポイントもたまります。楽でポイントもたまる決済スタイルに慣れてくると、買い物のときにカバンからお財布を出すことすら面倒に感じるようになってきました。

一方で、家計管理の観点からすれば、「用途ごとに決済を使い分けたい」という思いもあります。たとえば「Suicaでは交通費しか払わない」「生活費はクレジットカードで」、などと用途別にカードを使い分けてしまえば、買い物の都度分類しなくても、カードの明細や合計額がそのまま家計簿代わりになりえます。

モバイル決済の選択肢が少ないと、便利でお得な組み合わせが限定的となり、家計管理のしやすさとの両立はやや困難になるシーンもあります。
そうした意味ではLINE Payが、カードだけでなく、ほかのモバイル決済系のサービスについてもポイントを付与してくれるかもしれないという内容には、少し明るいものも感じます(現時点ではQR/バーコード決済できる店舗が多くないこともあり、カードに2%還元がつかなくなることのダメージは確かに大きいのですが)。

もしかしたら、今後は家計管理の方法が、現金で袋分け→用途別カード→用途別モバイル決済と変遷していくのかもしれません。システム開発用語にFit&Gapという言葉があります(私は6年半システムエンジニアをしていて、主にこのFit&Gap工程を担当していました)。システムのパッケージ商品が想定している業務と、導入先企業の運用の合うところ(Fit)と合わないところ(Gap)を洗い出し、うまく使っていく、あるいはカスタマイズしていく工程のことを指します。

家庭においても、新しいサービスの特徴をとらえて、合うところ、使い方の工夫をするところを整理して、便利やお得を実現するFit&Gapを意識できると理想的ですね。

風呂内 亜矢 ファイナンシャルプランナー

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ふろうち あや / Aya Furouchi

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー。大手電機メーカー系Slerに勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買い。それをきっかけにおカネの勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有。2013年、FPとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信。著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)、『ほったらかしでもなぜか貯まる!』(主婦の友社)などがある。筆者サイト

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