カルビー、「カリスマ経営者」突如退任の理由 偉大すぎた松本会長は、なぜ辞めるのか

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ただ、足元の業績は伸び悩んでいる。今2018年3月期は天候不順で主原料のじゃがいもが確保できない「ポテチショック」や北米での販売不振が重なり、営業利益は275億円(前期比4.7%減)と松本氏就任以降初めての減益を見込む。

もう、次の仕事のオファーがきた

「もう1年継続もなきにしもあらずで、(今年じゃなくて来年辞めたら)業績が良くなって、引き際としてはかっこいいのかなっていうのもありますよ。だけどそれを言ってもキリがない」(松本氏)。

松本氏をカルビーに招聘した故・松尾雅彦元相談役(撮影:2008年、今井康一)

さらに今年2月には、カルビーの創業家出身で、松本氏を会長に招聘した松尾雅彦氏が死去。「それ(松尾氏が亡くなったこと)とこれ(自分の退任)とは別だけど、一部あるよね。声をかけてもらって一緒にやってきた松尾さんがいなくなって、自分も潮時だと」。

カルビーを退いても「リタイアはしないと思う。仕事なくなったら死んじゃうな」(松本氏)。退任の発表をした当日、すぐに数社からオファーがあったという。

カリスマ退任後のカルビーはどうなるのか。次期トップに求められるのは中国での展開加速や北米の立て直しといった、海外事業のテコ入れだ。後継者の有力候補と見られる伊藤社長は「じゃがりこ」の販売責任者を務めるなど、国内分野の経験が長い。どういった体制になるにせよ、カリスマ後の経営は一筋縄でいかないのは、確かだ。

石阪 友貴 東洋経済 記者

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いしざか ともき / Tomoki Ishizaka

早稲田大学政治経済学部卒。2017年に東洋経済新報社入社。食品・飲料業界を担当しジャパニーズウイスキー、加熱式たばこなどを取材。2019年から製薬業界をカバーし「コロナ医療」「製薬大リストラ」「医療テックベンチャー」などの特集を担当。現在は半導体業界を取材中。バイクとボートレース 、深夜ラジオが好き。

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